現在開発中のWitcher4では、シリが新たな主人公としてウィッチャーの道を歩むことが明らかになっています。
剣で怪物と戦う一方、公開映像ではこれまで以上に魔法を戦闘へ組み込んでいる姿も確認できます。
そこで気になるのが、
「シリの人生に深く関わってきた女魔術師たちは、Witcher 4でどうするのか?」
という点です。
イェネファー、トリス、フィリパ・エイルハート、フリンギラ・ヴィゴ。
彼女たちは単なる知り合いではありません。
かつて「女魔術師会」という組織を作り、シリの血筋や政治的価値まで利用しようとしていました。
しかも2025年に公開されたWitcher 4のテックデモでシリが訪れたのは「コヴィリ」
実はこの場所、女魔術師会とシリの過去を考えるとかなり意味深です。
女魔術師会はWitcher4で復活するのか。
そして彼女たちは今度こそシリの味方になるのか、それとも再び利用しようとするのか。
今回は、主要メンバーそれぞれの立場も含めて考えてみます。
女魔術師会は何をしようとしていたのか

女魔術師会(Lodge of Sorceresses)は、サネッド島の政変後に崩壊した魔術師社会を立て直すため、フィリパ・エイルハートを中心に作られた秘密組織です。
トリス・メリゴールド、キーラ・メッツ、マルガリータ、フランチェスカ・フィンダベア、フリンギラ・ヴィゴ、イェネファーなど、ゲームでもおなじみの女魔術師たちが関わっています。
ただし、その目的は「女性魔術師で助け合いましょう」というものではありません。
王や国家に魔術師が利用されるのではなく、今度は魔術師側から政治へ影響を与えようとしていました。
そして、その計画の中で非常に重要だったのがシリです。
シリは古き血を持つだけでなく、シントラ王家にもつながる人物。
女魔術師会は彼女をコヴィリの王子タンクレッド・シッセンと結びつけ、将来的にその血筋を通じて政治へ影響を与えようとしていました。
つまり彼女たちにとって当時のシリは、
「守るべき少女」
であると同時に、
「世界を動かすための重要な駒」
でもあったわけです。
Witcher 4で再び登場した「コヴィリ」

ここでWitcher 4へ話を戻しましょう。
2025年にCD PROJEKT REDが公開したUnreal Engine 5のテックデモでは、シリがコヴィリを旅する様子が描かれました。
もちろんこれは本編そのもののゲームプレイではありません。
そのため、「Witcher 4のメイン舞台がコヴィリになる」と断定することはできません。
ただ、新サーガを紹介する舞台としてCDPRがコヴィリを選んだのは興味深いところです。
なぜならそこは、かつて女魔術師会がシリの未来を勝手に決めようとした場所だからです。
原作時代のシリにとってコヴィリは、「女魔術師会によって送り込まれようとした場所」でした。
一方、Witcher 4のシリは自分で剣を持ち、自分で依頼を受け、自分で進む道を決めています。
もしそんなシリが今度は自分の意思でコヴィリへ向かうのであれば、
「他人に決められかけた人生を、自分自身で取り戻す」
という対比にもできます。
そして、この場所へ女魔術師会のメンバーが再び絡んでくれば、かなり面白いことになります。
フィリパ・エイルハートは最も再登場させやすい

女魔術師会がWitcher 4へ関わるなら、やはり最重要人物はフィリパ・エイルハートでしょう。
そもそも女魔術師会を作った中心人物です。
そしてシリをコヴィリの王家と結びつける計画にも深く関わっていました。
『ウィッチャー3』でも、フィリパはシリを再び女魔術師会へ迎えようとしています。
ただし昔とは少し違います。
子どもだった頃のシリを操るのではなく、成長したシリをより対等な存在として取り込もうとしていました。
ここがWitcher 4ではさらに変わる可能性があります。
今のシリは古き血を持つだけではありません。ウィッチャーとして怪物を狩り、さらに魔法まで使う。
フィリパから見れば、昔以上に無視できない存在になっているはずです。
もし再登場するなら、「シリを操る人物」ではなく、「シリと取引しようとする政治家」のような立場になるのではないでしょうか。
個人的には、この二人の再会が女魔術師会関連では最も見てみたいところです。
イェネファーは女魔術師会よりシリを選ぶはず

一方、イェネファーは少し立場が違います。
彼女も女魔術師会に関わった人物ですが、フィリパたちの政治的な目的に積極的に賛同していたわけではありません。
何より、シリとの関係は政治ではなく家族に近いものです。
もしWitcher 4で、「シリの力を使いたい女魔術師会」と「自由に生きたいシリ」が対立したとすれば、イェネファーがどちらにつくかは想像しやすいでしょう。
おそらくシリです。
そしてもう一つ気になるのが、Witcher 4でシリが使っている魔法です。
シリは以前から魔法の素質を持っており、イェネファーから教えを受けた経験もあります。
しかしWitcher 4では、それをウィッチャーとしての戦闘へかなり自然に組み込んでいるように見えます。
この成長にイェネファーが関わっている可能性は十分考えられます。
女魔術師会が政治面でシリに近づく一方、イェネファーは「シリ個人」を守る。
そんな構図になれば、かなりウィッチャーらしいでしょう。
トリスは両者をつなぐ役になりそう

トリス・メリゴールドも重要です。
女魔術師会のメンバーでありながら、シリへの思いも強い人物。
そのためフィリパほど政治だけで物事を考えるわけでもなく、イェネファーほど女魔術師会から距離を取っているわけでもありません。
この中間的な立場は、物語では非常に使いやすいはずです。
例えばフィリパが、「シリの力が必要だ」と言い、イェネファーが、「シリを巻き込むな」と反発する。
その間に入る人物として、トリスほど適任なキャラクターもいません。
Witcher 4で女魔術師会内部の意見が割れるなら、トリスが両者の橋渡し役になる展開はかなりありそうです。
マルガリータはシリの「魔法」に関わるかもしれない

マルガリータ・ロークス=アンティルは、アレツザの学長を務めた人物です。
フィリパのような政治家というより、魔術師を育てる側の人間です。
だからこそWitcher 4では意外に重要になる可能性があります。
シリは今や、「ウィッチャーなのに本格的な魔法も使う」というかなり特殊な存在になろうとしています。
魔術師社会から見れば、そんなシリをどう評価するのか。
ウィッチャーとして独自に魔法を使い続けていいのか。
もっと体系的に魔法を学ぶべきなのか。
そうした「魔術師としてのシリ」を描くのであれば、マルガリータのような教育者を登場させる意味があります。
Witcher 4でシリの魔法が重要なテーマになるほど、彼女の存在感も増してくるかもしれません。
フランチェスカは「古き血」の秘密につながる

フランチェスカ・フィンダベアも忘れてはいけません。
彼女は女魔術師会の主要人物であると同時にエルフでもあります。
そしてシリの持つ「古き血脈」はエルフの歴史と深く結びついています。
Witcher 4で古き血脈の力そのものをさらに掘り下げるのであれば、
政治のフィリパ、シリ個人と魔法のイェネファー、古き血とエルフのフランチェスカ、という役割分担ができます。
新サーガでシリを主人公にする以上、彼女の特殊な血統を完全に無視するとは考えにくいでしょう。
そう考えるとフランチェスカも、ストーリー上かなり使いやすい人物です。
フリンギラはニルフガードとの接点になる?

フリンギラ・ヴィゴはニルフガード出身の魔術師です。
彼女も女魔術師会へ参加しており、さらにゲラルトとも深い因縁があります。
Witcher 4でニルフガードやエムヒル、そしてシリの血筋が再び政治問題になるのであれば、フリンギラはその橋渡し役として使えます。
フィリパが北方諸国側の政治を動かし、フリンギラが南側の事情を持ち込む。
それだけでも女魔術師会内部にかなり複雑な駆け引きが生まれます。
もちろんWitcher 4がどのエンディングを基準にするのか、ニルフガードをどこまで扱うのかはまだ分かりません。
そのため再登場を強く予想するのは難しい人物ですが、「女魔術師会を政治組織として描く」なら非常に便利なキャラクターです。

全員が再登場する必要はない
もちろん、女魔術師会のメンバー全員をWitcher 4へ登場させる必要はありません。
むしろ数人に絞った方が物語は分かりやすくなります。
個人的には、
フィリパが「政治」、イェネファーが「シリ自身と魔法」、トリスが「両者の橋渡し」、フランチェスカが「古き血脈」、という役割を担うだけでも十分です。
そこへ必要に応じてマルガリータやフリンギラが加わる。
これだけで、女魔術師会は単なる過去作キャラクターの再登場ではなく、Witcher 4のストーリーを動かす勢力になります。
そして重要なのは、彼女たちが完全な味方になる必要もないということです。
今度はシリが女魔術師会を選ぶ側になる

女魔術師会の最大の面白さは、善でも悪でもないところです。
シリを守りたい人物もいる。
シリの力を必要としている人物もいる。
魔術師社会を守りたい人物もいれば、国家を動かしたい人物もいる。
目的が一致すれば味方になる。
しかし利害がぶつかれば、昨日の仲間が今日の敵になるかもしれない。
これこそウィッチャーの世界です。
そして何より、昔と今ではシリの立場が違います。
かつてのシリは、皇帝、王、魔術師、ワイルドハントなど、多くの者から追われ、利用され、人生を決められそうになってきました。
女魔術師会もその一つです。
しかしWitcher 4のシリは、自分自身でウィッチャーの道を歩いています。
だからもしフィリパたちが再び現れたとしても、今度のテーマは、
「女魔術師会がシリをどうするか」
ではないはずです。
「シリが女魔術師会とどう付き合うのか」
そして、かつて自分の未来を決められそうになったコヴィリを、自分の意思で歩くことになるとしたら。
これほどシリの成長を象徴する舞台もないのではないでしょうか。
女魔術師会が本当にWitcher 4へ戻ってくるのかは、まだ分かりません。
しかしシリが主人公となった以上、フィリパ、イェネファー、トリスたちとの関係は、新サーガで再び掘り下げるだけの十分な理由があります。
今後のWitcher 4情報では、怪物や新キャラクターだけでなく、「女魔術師たちの名前がいつ出てくるのか」にも注目しておきたいところです。
参考情報
- CD PROJEKT RED『The Witcher IV』公式情報
- The Witcher IV Unreal Engine 5 Tech Demo
- 『ウィッチャー』原作小説およびゲームシリーズ
- 参考動画「【ウィッチャー解説】女魔術師会のメンバーを紹介します【ウィッチャーおたくによる】」


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