Witcher4開発519人、CDPR新資料が示す2028年への布陣【ウィッチャー4】

ウィッチャー4

『ウィッチャー4』の発売目標は2028年

そこだけを見れば、まだ少し先の話に感じるかもしれません。

しかし、CD PROJEKT REDが公開した最新の公式資料を並べてみると、その待ち時間の裏で、すでにかなり大きな制作体制が組まれていることが見えてきます。

2026年7月末時点で、『ウィッチャー4』の社内開発チームは519人。さらにグループ全体では1476人を雇用しています。

そしてCDPRは、2026年の『ウィッチャー3 リマスター』、2027年の拡張『Songs of the Past』、2028年の『ウィッチャー4』という、3年連続の大型展開を掲げています。

もちろん、人数が多ければ作品の完成度が保証されるわけではありません。ただし、CDPRがウィッチャーシリーズを単発の新作ではなく、数年単位で連続する流れとして設計していることは、かなりはっきりしてきました。

519人は『ウィッチャー4』に直接関わる社内開発者

2026年上期の公式プレゼンテーションでは、7月31日時点の社内開発者数が1045人と示されています。

その内訳は、『ウィッチャー4』が519人、『Cyberpunk 2』が184人、『Sirius』が84人、新規IPの『Hadar』が33人、共有サービスが196人、その他が30人です。

社内開発者のおよそ半数が『ウィッチャー4』に割り当てられている計算です。

さらに、2026年4月末時点では513人だったため、7月末には519人へ増加しています。

ここから見えるのは、急激に人員を増やしているというよりも、500人を超える大規模チームを維持しながら、本格的な制作を進めている段階に入ったということです。

ただし、519人が「作品に関わるすべての人数」というわけではありません。

ローカライズ、品質保証、データ、モーションキャプチャなどの共有サービスは別枠で、外部パートナーの人数も含まれていません。

2026年から毎年ウィッチャーの大型展開

CDPRの上期発表では、2026年9月29日に『ウィッチャー3 リマスター』、2027年に『Songs of the Past』、2028年に『ウィッチャー4』を届ける計画が示されています。

つまり、2026年から3年連続でウィッチャーシリーズの大型作品が登場する予定です。

この並びは、単に『ウィッチャー4』までの空白期間を埋めるためだけのものではなさそうです。

まずリマスターで『ウィッチャー3』を現行環境へアップデートし、次にゲラルトが主役となる『Songs of the Past』で再び物語世界へファンを引き戻します。

その流れを受けて、2028年にはシリが中心となる『ウィッチャー4』へつなげる。

過去作をもう一度盛り上げながら、新三部作へ橋を架けるような順番になっています。

『ウィッチャー3』は6500万本を超え、シリーズ全体では9000万本を突破しています。

これだけ多くの既存ファンを抱えるシリーズだけに、『ウィッチャー4』はどうしても過去作と比較されます。

リマスターや新拡張を先に投入することは期待感を高める一方で、操作性、戦闘、世界の作り込みなど、『ウィッチャー4』に求められる基準もさらに上がっていくことになります。

500人超のチームは安心材料であり、難しさでもある

500人を超える開発チームであれば、アート、クエスト、アニメーション、技術、品質保証など、多くの工程を並行して進めることができます。

ただし、人数が多ければすべてが簡単になるわけではありません。

むしろ規模が大きくなるほど、情報共有や判断の統一、各チーム間の調整は難しくなります。

特に『ウィッチャー4』のような大規模オープンワールドでは、一つの仕様変更が戦闘、移動、演出、NPC、クエストなど、複数の要素へ影響する可能性があります。

つまり人数の多さは制作力であると同時に、管理しなければならない複雑さでもあります。

CDPRとEpic Gamesがこれまで公開してきた技術デモでは、広大な環境や大量のNPCをUnreal Engine 5で動かす方向性も示されてきました。

ただし、技術デモと完成版のゲーム仕様は同じではありません。

519人という数字だけから、特定の機能や完成度を断定することはできません。今後は、実際のゲームプレイとしてどのような形に落とし込まれるのかを見ていく必要があります。

2028年への道筋は「人数」より「連続性」に注目

今回の公式資料で興味深いのは、1476人や519人という数字の大きさだけではありません。

2026年、2027年、2028年と作品を連続させながら、その裏では『ウィッチャー4』の大規模チームを維持していることです。

つまり2028年までの期間は、単なる「待ち時間」ではありません。

『ウィッチャー3 リマスター』で何が変わるのか。

『Songs of the Past』でゲラルトの物語がどのように描かれるのか。

そして、その流れを『ウィッチャー4』がどのように受け継ぐのか。

ファンにとっては、この3年間そのものが新しいウィッチャー時代への助走期間になりそうです。

519人という開発人数は、期待を測る一つの材料にはなります。しかし、本当に重要なのはその人数をどう使うかです。

巨大な開発体制が、シリの新しい旅をどれほど濃密で、生きた世界へ変えてくれるのか。

2028年までに注目したいのは、人数そのものよりも、その巨大な制作体制から何が生み出されてくるのかという点でしょう。

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