【Witcher3】ウィッチャー3がXbox Play Anywhere対応へ

ウィッチャー3

9月29日に配信予定の『ウィッチャー3 ワイルドハント リマスター』を前に、Xboxユーザーにとってかなり大きな追加情報が出てきました。

『ウィッチャー3』「Xbox Play Anywhere」に対応し、対象となるXbox版を所有していれば、Windows PCでも追加購入せずに遊べるようになります。

単に「PC版が無料でもらえる」というだけではありません。セーブデータを共有し、テレビの前ではXbox、別の部屋や外出先ではWindows搭載のゲーミングPC・携帯ゲーム機という遊び方が可能になります。

個人的には、何十時間、場合によっては100時間以上遊ぶことになる『ウィッチャー3』だからこそ、この対応はかなり相性がいいと感じています。

ただし、「Xbox版を持っていれば誰でも無条件でPC版が手に入る」と考えるのは少し早そうです。

Xbox版『ウィッチャー3』がPCでも遊べる

CD PROJEKT RED『ウィッチャー3 ワイルドハント リマスター』を2026年9月29日に配信します。

公式サイトでは、Steam、GOG、Epic Games Store、Battle.net、PS5、Xbox Series X|Sなど対象プラットフォームで既存版を所有しているユーザーは、リマスター版へ無料アップグレードできると案内されています。

そしてXbox版には、もう一つ大きなメリットがあります。

Xbox Play Anywhereへの対応です。

実はXbox Wireでは8月のリマスター発表時点ですでにPlay Anywhere対応が告知されていましたが、9月21日にはCD PROJEKT RED Japanが日本ユーザー向けに改めて詳細を案内しました。

Xbox版を所有している場合、Microsoft StoreからPC版を追加費用なしで利用できるようになります。

Xbox Play Anywhereとは、対応するデジタルゲームを一度購入すると、XboxコンソールとWindows PC、対応するWindows携帯ゲーム機で遊べるMicrosoftの仕組みです。

さらにセーブデータ、実績、対応する追加コンテンツなども共有されます。

『ウィッチャー3』のような超長編RPGで、この機能はかなり便利です。

「今日はリビングのXbox、明日はPC」というように、ハードを変えても同じゲラルトの旅を続けられるからです。

「PC版を買い直さなくていい」のが大きい

Steam版やGOG版をすでに持っている人には、それほど大きな変化ではないかもしれません。

しかしXboxだけで『ウィッチャー3』を持っていた人にとっては話が違います。

リマスターを機にゲーミングPCでも遊んでみたいと思っても、これまでは基本的にPC版を別途購入する必要がありました。

Play Anywhere対応によって、その壁が一つなくなります。

最近はWindows搭載の携帯ゲーム機も増えているため、XboxとPCの境界そのものがかなり曖昧になってきました。

私は今回のニュースで面白いのは、単なる「無料配布」よりもこちらだと思っています。

ゲームを「どのハードで買ったか」ではなく、「Microsoftアカウントで所有しているゲーム」として扱う方向へ少しずつ変わっているからです。

ディスク版を持っている人は少し注意

ここは少し複雑です。

Xbox Play Anywhereの公式説明では、基本的に対象となるのはデジタル版です。

Microsoftは「Xbox Play Anywhereはデジタル版ゲームにのみ適用される」と説明しています。

そのため、Xbox版のディスクを棚に持っているだけで、そのままWindows PC版のライセンスが付与されると考えるのは避けた方がいいでしょう。

ただし、2026年には事情が少し変わり始めています。

Microsoftは8月31日からXbox Insider向けに、対応するXbox One/Xbox Series Xのディスクを本体に挿入することで、デジタル所有権を取得できる新機能のテストを開始しました。

対象タイトルでは、そのデジタル所有権からXbox Play Anywhereなどを利用できる仕組みです。Microsoftによれば数千タイトルからテストを開始しています。

では『ウィッチャー3』のディスク版もPC版まで取得できるのか。

9月22日時点では、CD PROJEKT RED JapanのPlay Anywhere告知から、ディスク版の具体的なPC版取得手順までは確認できません。

ここは配信後のMicrosoft Storeや公式サポートを確認した方が安全です。

一方、Xbox Wireでは、Xbox Oneを含む本編所有者に「無情なる心」「血塗られた美酒」を無料提供し、ディスク版所有者もStoreから受け取れると説明されています。

「拡張パックを無料でもらえること」「PC版のPlay Anywhere権利」は分けて考えておいた方が分かりやすいでしょう。

日本のPC版だけCERO Zになる?

今回もう一つ気になる情報があります。

日本国内のMicrosoft Storeで提供されるPC版はCERO「Z」となります。

4Gamerによると、CD PROJEKT REDのPC向けタイトルとしては初めてCEROレーティングが適用されるとのことです。Steamなど、すでに配信されている他ストアのPC版には影響しません。

ここだけを見ると、「Microsoft Store版だけ表現が規制されるのでは?」と気になる人もいるでしょう。

ただ、現時点ではCERO Zになったという事実から、具体的な映像表現の違いまで判断することはできません。

レーティングが違うことと、ゲーム内容が変更されていることは同じ意味ではないため、ここは実際の配信後に確認したいところです。

9月29日はリマスター+2つの大型拡張まで無料

今回のリマスターは、画質を少し上げただけのアップデートではありません。

CD PROJEKT REDはビジュアル、パフォーマンス、ゲームプレイなど幅広い改良を予定しています。

さらに本編所有者には、大型拡張「無情なる心」「血塗られた美酒」も無料提供されます。リマスター版にも両拡張が含まれます。

もともと非常に評価の高い二つの拡張まで含まれるため、本編だけ買って積んでいた人にはかなり良い再開タイミングになりそうです。

一方、2027年発売予定の新拡張「追憶の調べ(Songs of the Past)」は今回とは別です。

こちらはゲラルトの新たな冒険を描く追加拡張として2027年に予定されており、9月29日に無料追加される二つの既存DLCとは混同しないようにしましょう。

XboxとPCの境界が本当に消え始めている

今回のPlay Anywhere対応は、『ウィッチャー3』だけを見ると「PC版も無料になってラッキー」というニュースです。

ただ、もう少し大きく見ると面白い動きだと思います。

Xboxは、ゲームを専用ハードへ囲い込むよりも、Xbox、PC、携帯ゲーム機をまたいで「買ったゲームをどこでも遊べる」方向へ明確に進んでいます。

そこへディスク版のデジタル所有権化まで始まれば、「ゲームを買ったハード」という考え方自体が今後さらに薄れていくかもしれません。

『ウィッチャー3』は発売から長い年月が経ったゲームです。

それでもリマスターされ、Switch 2へ広がり、XboxからPCへ持ち出せるようになり、さらに2027年には新拡張まで予定されています。

個人的には、古いゲームを何度も買い直させるのではなく、「すでに持っている人が新しい環境でも遊び続けられる」という方向は歓迎したいです。

9月29日は、単なるリマスター配信日ではありません。

長年Xboxでゲラルトと旅をしてきた人にとって、その旅をPCへそのまま持ち出せる日にもなりそうです。

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