CD Projekt Red(CDPR)から、全世界のゲラルト(いや、次はシリですね)ファンにとって、「絶望」と「歓喜」が同時に押し寄せるニュースが飛び込んできました。
結論から言いましょう。まず悲報です。 期待されていた『ウィッチャー4』ですが、2026年内の発売はありません。
……はい、深呼吸してください。わかってとはいえ、私も頭を抱えました。ですが、ここでブラウザを閉じないでください。同時にとんでもない朗報が確定したからです。
CDPRは、
「『ウィッチャー4』のリリースから6年以内に、新3部作(4・5・6)をすべて完結させる」
という、正気とは思えないほど野心的な計画を改めて明言したのです。
つまり、「一度祭りが始まったら、そこから6年間はウィッチャー漬けの日々が確約される」ということ。これ、すごくないですか?
2026年は「お預け」確定。余裕の背景にある「潤沢な資金」

現地時間2025年11月26日に行われたCDPRの「2025年度第3四半期決算報告」。この内容を見たところ、待望の『ウィッチャー4』は現在「本格的な開発段階」にあるものの、2026年のリリーススケジュールには含まれていません。
発売は最短でも2027年以降になることが確実視されています。
なぜ急がないのか? 『サイバーパンク2077』が稼ぎ続けているから
「早く出して資金を回収しなくていいのか?」と心配になるかもしれませんが、決算資料を見る限りその必要はないようです。
報告書によると、発売から数年が経過した『サイバーパンク2077』および拡張パック『仮初めの自由』が、依然として強力な収益源として機能しており、売上高は前年同期比で大幅増を記録しています。

この「現在の強固な財務基盤」があるからこそ、会社は焦って未完成品を出す必要がなく、じっくりと『ウィッチャー4』を磨き上げる時間を確保できていると言えます。
新3部作を「6年」で出し切る自信。鍵は「Unreal Engine 5」
そして今回の最大のトピック。「1作目が出てから6年以内に3部作を完結させる」という計画。 『サイバーパンク2077』で開発の長期化と混乱を経験した彼らが、なぜここまでの強気な宣言ができるのでしょうか?
その答えは、開発エンジンの変更にあるようです。
自社エンジンの呪縛からの解放
共同CEOのMichal Nowakowski氏は決算説明の中で、自社製「REDengine」から汎用性の高い「Unreal Engine 5 (UE5)」への移行が、この計画の核心であると示唆しました。

私は今後のゲームがより短い期間で提供されるべきだと信じています。我々の計画は依然として、3部作全体を6年の期間内にローンチすることです。
かつて自社エンジンのメンテナンスとゲーム開発の同時進行で苦しんだ彼らは、Epic Gamesが提供する業界最高峰のゲームエンジン(UE5)を採用することで、リソースを「技術的な土台作り」から「コンテンツの量産」へ全振りする体制を整えました。

現在『ウィッチャー4』で行っている基盤作りは、そのまま『ウィッチャー5』『ウィッチャー6』へ流用可能。「UE5の完成度の高さ」への絶対的な信頼こそが、この爆速スケジュールの根拠なのです。
海外ファンの反応:「GTA6と被らなくてよかった?」
この発表に対し、海外の掲示板RedditやSNSでは悲喜こもごもの反応が渦巻いています。

2027年まで生きる理由ができたな。

正直2026年に出たら『GTA6』と真っ向勝負になってたから、避けて正解かも。

頼むから『サイバーパンク』の二の舞だけは避けてくれ。完璧になるまで何年でも待つよ。
多くのファンは延期そのものには慣れっこで、むしろ「未完成で出すくらいなら、あと2年でも3年でも待つ」という姿勢が目立ちます。過去の教訓は、開発者だけでなくファンにも深く刻まれているようです。
結論:今は「果報」を寝て待て
個人的には、2026年にゲラルト・シリに会えないのは痛恨の極みです。 しかし、今回の発表から透けて見えるのは、「技術的な確信」と「経営的な余裕」に裏打ちされた、かつてないほど健全なCDPRの姿です。

2027年に幕を開ける「ウィッチャー新時代」。 あの広大な世界が短期間で畳み掛けるように供給される未来を想像すれば、今のお預け期間すらも、最高のご馳走を待つ空腹期間のように思えてきませんか?☺️
とりあえず今は、積んでいるゲームを消化しながら、その時を震えて待つことにしましょう。



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