世界中のゲームファンが待ち望むCD PROJEKT REDの最新作、『ウィッチャー4』。ゲラルトの物語が壮大なフィナーレを迎えた後、ウィッチャーの世界はどこへ向かうのか。現在までに判明している情報を、気になるQ&A形式でわかりやすくまとめました。
ウィッチャー4の発売に関してのQ&A
まずはウィッチャー4の発売に関してのQ&Aにこたえていきましょう。
Q:ウィッチャー4の発売日はいつ?

A:正式な発売日は未定ですが、早くとも2027年以降になる見込みです。
CD PROJEKT REDは2024年度の決算発表会にて、「2026年末までにリリースする予定はない」と明言しました。
大規模オープンワールドRPGの開発には通常数年を要することを考えると、ファンの間では早くとも2027年、あるいは2028年頃ではないかと予測されています。
2024年より本格的な制作(プロダクション)フェーズに移行しており、開発は着実に進んでいます。気長に公式からの続報を待ちましょう。
Q:ウィッチャー4はどのプラットフォームで発売されるの?

A:公式な発表はありませんが、PC、PlayStation 5、Xbox Series X|Sでの発売が有力です。
開発に「Unreal Engine 5」という最新のゲームエンジンを使用していることや、発売時期を考慮すると、現行の最新世代コンソールとPCがメインターゲットになることはほぼ間違いないでしょう。
特にCD PROJEKT REDは、過去作の経験からコンソール版での最適化を重視する姿勢を見せており、PS5での安定したパフォーマンスを目指して開発を進めていることが示唆されています。
おそらくまずはPS5版が発売され、その後にPCやその他プラットフォームでの発売が続いていく形になるでしょう。
ウィッチャー4の現在の開発状況に関するQ&A
今度はウィッチャー4の開発状況に関しての質問に答えていきます。
Q:ウィッチャー4の現在の開発規模は?

A:400人を超えるスタッフでバリバリ開発が進んでいます。
現時点で、400人を超える開発スタッフが本作のプロジェクトに従事していることが明らかになっています。
これはCD PROJEKT REDの全開発者の半数以上にあたり、スタジオの最優先プロジェクトであることがうかがえます。
Q:ウィッチャー4で使用するゲームエンジンは?

A:これまでの自社製「REDengine」に代わり、Epic Games社の「Unreal Engine 5」を採用しています。
すでにUnreal Engine 5を使用したウィッチャー4のテックデモも公開しており、自社エンジンから切り替えました。
Q:なぜ「REDengine」から「Unreal Engine 5」に切り替えたのか?

A:主に開発の効率化と、より高度な技術の導入を目的としています。
CD PROJEKT REDは、エンジン切り替えの理由として以下の点を挙げています。
✅ 開発の効率化: Unreal Engine 5には最先端のツールが豊富に揃っており、開発チームがエンジン自体のメンテナンスに費やす時間を減らし、ゲームの中身(ストーリー、クエスト、アートなど)の制作に集中できます。
✅ 人材確保の容易さ: 世界中にUnreal Engineを扱える開発者が多いため、優秀なスタッフを採用しやすくなります。
✅ 技術的パートナーシップ: 開発元であるEpic Games社との提携により、オープンワールドゲームを作る上での技術的な課題を共に解決し、エンジンの発展に貢献できるとしています。
この決断は、今後の開発をよりスムーズに進め、クオリティを最大限に高めるための戦略的なものと言えます。
Q:「Unreal Engine 5」を利用したということはEPIC独占タイトルになるの?

A:いいえ。CD PROJEKT REDは、『ウィッチャー4』がEpic Games ストアの独占タイトルにはならないことを明言しています。
ゲームエンジン「Unreal Engine 5」の使用は、あくまで開発ツールとしての技術提携です。これは、ゲームを販売するプラットフォーム(ストア)の契約とは直接関係ありません。
そのため、PC版については、これまで通りCD PROJEKT REDが自社で運営するGOG.comや、世界最大のプラットフォームであるSteamなど、複数のストアで販売されることが確実視されています。
プレイヤーは自分の好きなPCゲームストアを選んで購入できると考えてよいでしょう。
ウィッチャー4のゲーム内容に関してのQ&A
さてここからはお待ちかねウィッチャー4のゲーム内容に関して現在わかっている内容をQ&Aで答えていきます。
Q:ウィッチャー4の主人公は誰?

A:主人公はゲラルトの養女、シリが務めることが濃厚です。
2024年の「The Game Awards」で公開されたシネマティックトレーラーでは、成長したシリが怪物と戦う姿が描かれました。
またUnreal Engine 5のテックデモでもウィッチャー4のデモ動画が流され、そこでもシリが活躍する様子が収められていました。これにより、ゲラルトの養女であるシリが新三部作の主人公を務めることが確実視されています。
Q:今回ゲラルトはでないの?

A:ゲラルトは主人公ではありませんが、登場する可能性は示唆されています。
ゲラルトに関しては「ゲラルトの物語は三部作で完結した」としながらも、『ウィッチャー4』にゲラルトが登場すること自体は認めています。
ただし、主人公ではなく、物語にどのように関わるのか、その役割の大きさなどはまだ謎に包まれています。ファンとしては、師匠や相談役のような形での登場を期待したいところです。
Q:シリは今回ウィッチャーになっているの?

A:はい、ウィッチャーとして活動していますが、ゲラルト達とは異なる成り立ちの可能性があります。
2024年のシネマティックトレーラーでは、シリがウィッチャーの霊薬を飲み、超人的な戦闘能力を発揮する様子が描かれました。これは彼女がウィッチャーとして生計を立てていることを示唆しています。
ただし、ウィッチャーの代名詞である変異を伴う「草の試練」を彼女が受けたかどうかは、現時点では不明です。シリは特異な「古き血脈」の持ち主であるため、ゲラルト達とは違う方法でウィッチャーとしての能力を得ている可能性も考えられ、物語の重要な謎の一つとなっています。
Q:ウィッチャーになっていたとして、シリの流派は何?

A:新たに設立される「山猫流派」に所属する可能性が非常に高いです。
『ウィッチャー4』の最初のティザーイメージで公開されたメダリオンは、オオカミ(狼流派)やネコ(猫流派)ではなく、「山猫」を象ったものであることが開発スタジオによって認められています。
シリ自身は狼流派のケィア・モルヘンで訓練を受けましたが、新たな三部作の始まりと共に、彼女がこの新しい「山猫流派」を象徴する存在となることが有力視されています。
Q:シリの戦闘スタイルは、ゲラルトとどう違うのですか?

A:彼女固有の「古き血脈」の能力を活かした、よりスピーディーで魔法的な戦闘になると予想されます。
『ウィッチャー3』でプレイヤーがシリを操作した際、彼女はゲラルトにはない瞬間移動能力「ブリンク」を駆使して戦いました。
新作ではこの能力がさらに洗練・拡張され、ウィッチャーの剣技と強力な魔法が融合した、ゲラルトとは全く異なるユニークなアクションが体験できると期待されています。
シリならではの俊敏で華麗な戦闘スタイルは、本作の大きな見どころの一つになると同時に、今までのゲラルトのプレイスタイルからの変化にファンがどう反応するかがポイントになりそうです。
Q:ウィッチャー4の舞台はどこになるの?

A:現時点では、具体的な舞台となる国や地域は公式に発表されていません。
ファンの間では、これまでのシリーズであまり深く描かれてこなかった北方諸国の東側や、リヴィア、コヴィリといった様々な場所が噂されていますが、すべては憶測の域を出ません。
CD PROJEKT REDは壮大なオープンワールドの構築を得意としており、どのような世界が待っているのか、今後の情報公開が待たれます。
Q:グウェントは出てくるの?

A:ほぼ間違いなく登場すると考えられます。
まだ「100%実装します」という公式発表はありません。しかし、ゲームディレクターがインタビューで「グウェントのないウィッチャーゲームなんて考えられない」という趣旨の発言をしています。
この非常に強いメッセージから、何らかの形で新しいグウェント、あるいはそれに代わるような魅力的なカードゲームがミニゲームとして収録される可能性は極めて高いと言えるでしょう。
Q:過去のシリーズ作品をプレイしていなくても楽しめますか?

A:はい、楽しめるように作られる可能性が非常に高いです。
CD PROJEKT REDは、本作が新たな三部作の第一作目であることを強調しています。これは、シリーズの新規プレイヤーにとっても入り口となるように、独立したストーリーが展開されることを意味します。
もちろん、過去作をプレイしていれば、世界の背景やキャラクターの関係性をより深く理解でき、楽しめる要素が増えることは間違いありません。
しかし、『ウィッチャー3』が過去作未プレイでも世界的な大ヒットを記録したように、『ウィッチャー4』もまた、新しいファンを惹きつける魅力的な一作になるでしょう。
その他CD PROJEKT REDの状況について
最後はその他の周辺情報に関するQ&Aに答えていきます。
『ウィッチャー4』以外にウィッチャー関連で開発が進んでいるゲームはあるの?

A:はい、少なくとも2つのプロジェクトが進行中です。
『ウィッチャー4』は新たな三部作の1作目ですが、それとは別に以下のゲームが開発されています。
🗡 『The Witcher Remake』(開発コードネーム:Canis Majoris)
シリーズ第1作目『The Witcher』をUnreal Engine 5で完全リメイクするプロジェクトです。開発は外部スタジオのFool’s Theoryが担当し、CD PROJEKT REDが監修を行います。ゲラルトの最初の冒険が、現代の技術でどのように蘇るのか注目が集まります。発売は『ウィッチャー4』の後になる予定です。
🗡 『プロジェクト・シリウス』(開発コードネーム:Sirius)
CD PROJEKT RED傘下のThe Molasses Floodが開発を担当するスピンオフ作品です。クエストやストーリーといったシングルプレイヤー体験に加え、マルチプレイヤー要素も盛り込まれる予定で、これまでのシリーズ作品とは一線を画す革新的なゲームプレイが目指されています。一度開発が見直されましたが、現在もプロジェクトは進行中です。
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