CD PROJEKT REDが開発を進める待望の新作、『ウィッチャー4』。同社の最新の発表から、その開発の現状、特にプロジェクトの規模と今後の見通しについて明らかになった情報をまとめる。
現在の開発規模:444人体制へ

2025年7月末の時点で、『ウィッチャー4』の開発には444人のスタッフが携わっていることが報告されました。これは、同年4月末時点の422人からさらに22人増員されたことを意味します。
CD PROJEKT REDの全開発者数(約800人)の半数以上がこの単一プロジェクトに注力していることになり、同社がいかに『ウィッチャー4』を最重要プロジェクトと位置づけているかがうかがえます。
CDPRがX(旧Twitter)で発表した直近の開発体制。
— CD PROJEKT IR (@CDPROJEKTRED_IR) August 28, 2025
開発規模の比較:過去作を大幅に上回る
CDPR内での作品での開発規模比較

現在の444人という開発規模は、過去の同社タイトルと比較して非常に大きいものです。
- 『ウィッチャー3 ワイルドハント』: 内部の開発チームは約240人。
- 『サイバーパンク2077』: 発売半年前の時点で約400人、ピーク時には約500人が開発に関わった。
『ウィッチャー4』はまだ開発の初期から中盤段階と見られますが、その時点ですでに『ウィッチャー3』の倍近い人数、そして『サイバーパンク2077』のピーク時に迫る規模のチームが編成されています。これは、本作が技術的にも内容的にも非常に野心的なプロジェクトであることを示唆しています。
同時に開発が進められている『サイバーパンク』続編(開発コードネーム:Orion)のチームは116人規模であり、『ウィッチャー4』がいかに大規模なチームであるかが際立ちます。
他社のビッグタイトルとの開発規模比較

- 『The Last of Us Part II』 (ノーティードッグ): 全開発期間を通じて約2,000人以上が関与。
- 『Grand Theft Auto V』 (ロックスター・ゲームス): 約1,000人を超えるチームで開発された。
- 『Red Dead Redemption 2』 (ロックスター・ゲームス): 全世界のスタジオから約1,600人という、業界でも最大級の規模
- 『アサシン クリード ヴァルハラ』 (ユービーアイソフト): 世界中の15のスタジオが連携して開発しており、総開発者数は数千人規模にのぼるとの噂。
これらの超大作と比較すると、『ウィッチャー4』の444人という数字はまだ小さいように見えるかもしれません。
しかし、ロックスターやユービーアイソフトのように複数の大規模スタジオで同時に開発する体制とは異なり、CD PROJEKT REDは比較的単一の組織として開発を進めています。その中でこの人数を一つのプロジェクトに集中させているのは、異例の規模と言えます。
『ウィッチャー4』は、ゲームの複雑化と大規模化が進む現代のAAAタイトル開発のトレンドに沿った、非常に野心的なプロジェクトであることがこの数字からもうかがえます。
発売予定日:公式発表はなし

ファンが最も気になる発売日については、公式な発表は一切ありません。
記事の中には、開発期間を考慮して2027年以降になるのではないかという推測も見られますが、これはあくまでも予測の範囲です。CD PROJEKT REDは、『サイバーパンク2077』での教訓から、次回作では十分な開発期間を確保し、品質を最優先する姿勢を明確にしています。
現在、プロジェクトは本格的な「生産(production)」フェーズに移行しつつある段階です。これほど大規模なチームが編成されていることから開発が順調に進んでいることは間違いないでしょうが、ファンは腰を据えて続報を待つ必要がありそうです。
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