CD PROJEKT REDが現在開発を進めている「ウィッチャー」シリーズの完全新作「ウィッチャー4」公式からの続報が沈黙を守る中、海外のファンコミュニティによる鋭い調査から、開発の進捗を裏付ける決定的な情報が浮上しました。
今回は、新たに判明した謎のキャラクター「Branko(ブランコ)」の正体と、そこから確信できる現在の「開発フェーズ」について解説します。
新キャラクター「Branko」とは?発端は俳優のプロフィール

今回話題となっているのは、イギリスの俳優 Jake Lampert(ジェイク・ランパート) 氏の情報です。 英国の俳優データベース「Spotlight」に掲載された彼の経歴の中に、ファンを騒然とさせる以下の記述が発見されました。
記載内容の要約
- プロジェクト名: The Witcher 4: Polaris
- 役名: Branko(ブランコ)
- 監督: Kate Saxon
- 時期: 2025年
公式発表ではないものの、この情報は単なる噂レベルではない「信憑性」を帯びています。その鍵を握るのが、監督欄にある Kate Saxon という名前です。
「以前のウィッチャー」を知る重要人物の復帰

Kate Saxon氏は、過去に『ウィッチャー2』や『ウィッチャー3』でもボイスディレクターや演出を務めた人物です。
シリーズの重厚な世界観やキャラクターの機微を熟知している彼女が現場に戻ってきているという事実は、新作でも「ファンが愛するウィッチャーの空気感」が継承されることを強く示唆しています。
「Branko」という名前が示すもの
気になる役名「Branko」は、スラブ系の男性名で「栄光」や「守り手」といった意味を持ちます。 ウィッチャーシリーズの根幹である東欧・スラブ神話的な世界観に、これ以上なく合致するネーミングです。

彼がゲラルトやシリの味方となる新たなウィッチャーなのか、あるいは物語の鍵を握る敵対者なのか、想像が膨らみます。
「情報」の年ではなく「制作」の年へ
このリーク情報の最大の価値は、単にキャラクター名が判明したことだけではありません。
プロフィールには「Motion Capture(モーションキャプチャー)」や「Voiceover(音声収録)」への言及があり、時期は「2025年」と明記されています。これは開発状況を推測する上で極めて重要なヒントです。

本格的な「Full Production」への移行
ゲーム開発において、役者を起用してのモーションキャプチャーが行われるということは、以下のフェーズをすでに通過していることを意味します。
- 脚本の完成
- 基本的なコンセプトアートの決定
- キャラクターデザインの確定
つまり、開発は準備段階(プリプロダクション)を終え、キャラクターに命を吹き込む「Full Production(本制作)」フェーズに完全移行していると言えます。
発売日はいつになる?現実的なスケジュール予想

現場が本格的に稼働していることは間違いありませんが、ウィッチャークラスの大規模RPGにおいて、モーションキャプチャーから完成までは通常数年を要します。
2025年に収録が行われるというスケジュールから逆算すると、発売時期の目安はやはり発表されている通り2027年以降になるのは確実なようです。
「まだ先か」と感じる方もいるかもしれません。しかし裏を返せば、これは「開発は順調に進んでおり、決して幻のプロジェクトではない」という確かな証拠です。
かつての名監督を迎え、新たなキャラクターたちが動き出している「ウィッチャー4」。現場は確実に動いています。我々プレイヤーはその時を信じて、公式からの続報を楽しみに待ちましょう。

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