2024年12月13日に開催された「The Game Awards 2024」でCD Projekt REDからウィッチャーシリーズの最新作『ウィッチャーIV』が、トレーラー動画とともに発表されました。
前作の『ウィッチャー3 ワイルドハント』(以下ウィッチャー3と表記)は2015年にリリースされ全世界で累計5,000万本以上売れた怪物ゲームです。
深いストーリー、広大な世界、リアリスティックなキャラクター描写で全世界のゲームファンを虜にし、続編には多くの期待が寄せられていました。
深く重厚な物語、ウィッチャーシリーズのストーリーは?
ウィッチャーは現在1から3まで出ており、ストーリーとしてつながっています。
主人公は怪物退治を生業とする「ウィッチャー」のゲラルトで、彼の生き様を追いかけるストーリーとなっています。ただ4からは主人公が「運命の子」シリに変わる予定です。
世界観はエルフやドワーフなどの非人間族が暮らし、魔法や呪いがあり、怪物があちこちに出没する王道ファンタジーな世界観です。映画『指輪物語』やアニメ『葬送のフリーレン』のような世界ですね。
ストーリーを簡単にまとめると
- 『ウィッチャー』

記憶を失ったゲラルトが、ウィッチャーの要塞「ケィア・モルヘン」を襲撃した秘密組織「サラマンドラ」を追います。彼は失われた過去を探りながら、人々の差別や不条理に直面します。
- 『ウィッチャー2:王の暗殺者』

ゲラルトは冤罪で追われる身となり、北方諸国の王たちを暗殺する謎の刺客の正体を追います。内戦と政治的陰謀の中で、ゲラルトは選択を迫られ、物語の結末は複数に分岐します。
- 『ウィッチャー3:ワイルドハント』

ゲラルトは運命の子「シリ」を探す旅に出ます。彼女は伝説のワイルドハントに狙われており、ゲラルトはシリを守るため過去の仲間や愛する人々と再会しながら世界を救おうと奮闘します。運命、愛、そして自由意志をテーマにした結末がプレイヤーの選択で決まります。
ウィッチャーはシリーズ全体を通して、人間の善悪や選択の重さが問いかけられる深いストーリーが魅力で、できれば全作品をプレイすることをおすすめしますが、全体のストーリーを知らずともめちゃくちゃ楽しめますし、ウィッチャー3のゲーム内では人物辞典もあるので全く問題ありません。私もウィッチャー3からプレイしましたが、めちゃくちゃハマってしまいました。
日本人にささる!ウィッチャー3のおすすめポイントは?
ウィッチャー3は海外で作られたゲームです。いわゆる「洋ゲー」ってやつですね。洋ゲーって大味であまり日本人になじまないことが多いですよね。でもウィッチャー3は違います。何が違うのか3つのポイントを上げました。
その1:深いストーリー性でまるで映画を見ているよう
全世界で有名な洋RPGゲームとして「スカイリム(Skyrim)」があります。もちろん日本でも大人気のゲームですが、一部の日本人プレイヤーからは「ストーリー性が少ない」「自由度は高いけど同じことの繰り返し」「ただのお使いゲー」といった厳しい指摘もあります。
日本人にとってのRPGゲームは「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」と言ったストーリーにドラマ性があって、プレイして楽しむだけでなく見て楽しむものというイメージが強いようです。
その点ウィッチャー3はストーリーがしっかりしていて最後までRPGをプレイしながら映画を見ているような感覚に浸れます。一本道ゲームではないんですが、次することに迷うこともないので気持ちよく世界観に浸りながらもゲームを進行することができるのです。わたしは最初このゲームが日本の会社が作ったゲームだと思っていたほどです。
その2:ほどよいオープンワールド
最近のRPGはほぼオープンワールドになっています。自由で、開放感があり、まるで自分がその世界に存在しているかのような没入感を味わえます。
反面その世界の広さ故にどこに行けばいいのかわからなかったり、自分が何をしたらいいのかよくわからなくなってしまう事もあります。日本人が慣れ親しんだドラクエでは行けるところがはっきりしていて道に迷うことはそれほどありませんでした。でもオープンワールドだと目的地にたどり着くまでに迷ったりしてストレスが貯まることもあります。
ウィッチャー3もオープンワールドですが、世界はそれほど広くはなく、また街と街の外がシームレスに繋がっているので街の出入りの際に方向を見失うこともありません。
ちょうどいい感じの広さのオープンワールドなのでオープンワールドが苦手な方でも安心してゲームに没入できるのです。
その3:完全日本語化で安心してプレイできる。
3つ目は日本語ローカライズが完璧な点です。洋ゲーをプレイしたことある人なら経験あるかと思いますが、日本語が変だったり、一部が英語のままだったりすることがよくあります。
またテキストは日本語になっていてもボイスが英語のままで雰囲気がよく伝わらなかったり、日本語ボイスになっていても口調がその場の雰囲気に合わなかったりすることなんてザラですよね。
ウィッチャー3はそこがまさに完璧なんです。さきほどわたしが日本製ゲームと間違ったもう一つの理由はこの完全な日本語化なんですね。
ウィッチャー3の対応プラットフォームはWindows・PlayStation 4・PlayStation 5・Xbox One Xbox Series X/S ・Nintendo Switchです。まだプレイしていない人はウィッチャーIVがが発売される前にプレイすることをおすすめします。
待てない!ウィッチャーIVに関して今わかっていること
さてではウィッチャーIVに関して今わかっていることをリストにしてみました。とは言ってもCD Project Redは非常にリリース前のソフトに関して情報公開が少ないのであまり情報はありません。リリース情報と海外での噂などを簡単にまとめてみましたので御覧ください。
ウィッチャーIVが発表されるまでは開発名は「Polaris」と呼ばれていたようです。これはウィッチャーIVの開発が始まっていることを隠すために付けられたコードネームでした。
今回の制作発表を受けてもうコードネームで呼ばなくて良くなったと開発者たちは喜んでいるようです。こんな所にもウィッチャーIVの発表を喜んでいる人たちがいたんですね。
ストーリーやゲーム内容について
- ゲームスタイルは前作同様に、オープンワールドを舞台とするシングルプレイヤー RPGのようです。

シリ自身が選択をし、その結果を受け入れる余地がより大きな変化をもたらす世界になるみたいよ。
- ゲームプレイ体験に関しては基本的には前作「ウィッチャー3」を踏襲しながら、よりダークファンタジー寄りなるようです。

物語はひきつづき同じ大陸で進むんだけど、CDPR (ゲーム開発会社)はより残忍なダークファンタジーの世界を目指して撮影していて、古い世界が崩壊していく中で、シリがウィッチャーの道を歩もうとする主人公になるみたい。
- ウィッチャーIVの主人公は3までのゲラルトからシリに変わるようです。実は3でも一部シリを操作できる場面があったのですが、それから想像するにシリは戦闘時かなり敏捷でと考えられます。更に公開されたトレーラーを見ると魔法を操ることができるようです。

シリはあなた(ゲラルト)とはまったく性格も行動も全く違って、周囲の世界をよりオープンに受け入れるのね。この新しい冒険での彼女の闘いの一部は、太古の悪夢と戦うだけでなく、この土地で生き残ろうと奮闘する人々の中に潜む悪と戦うことにもなるみたい。それでも、すべての中心となるのはやっぱりウィッチャーね。戦闘と錬金術に熟練した突然変異した戦士であり、代償を払って人々を脅かす怪物を殺すのよね。新しい戦闘熟練度でそれができるようになり、そのすべてが魔法を巧みに操るシリの能力によって強化されたんだって。
ところでゲラルトあなたは出てこないの?
開発の進捗状況や発売日について
ウィッチャーIVの発売日は未定です。またどのプラットフォームで発売されるのかもまだ不明です。今回の発表はトレーラーの公開のみで大まかなリリース期間さえ発表をしていないのです。
そのような状況から考えるとウィッチャーIVはまだ「開発初期段階」ではないかと考えられます。つまり、2025年に発売される可能性はほぼ0で2026年に発売される可能性も低いと思われます。
ちなみにウィッチャー3は開発に3年半を要しています。また「スカイリム」の続編の開発には15年かかるとも言われています。オープンワールドゲームの開発期間が非常に長いので首をなが~くして待つしかなさそうですね。
まとめ
さてめちゃくちゃ楽しみなウィッチャーIV。まだまだ先なので焦りは禁物ですが、新たな情報がでてきたら都度案内をしていきたいと思います。
それまではウィッチャー3をプレイしながら待ちましょうね。
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