世界中のゲームファンが注目する年末の祭典「The Game Awards(TGA)」。開催が迫る中、多くのファンが期待していた『ウィッチャー』シリーズ新作(Project Polaris)の情報の発表について、残念なニュースが入ってきました。
開発元のCD Projekt Red(CDPR)は、今年のTGAにおいて『ウィッチャー4』に関する発表やトレーラー公開を行わないことを明らかにしました。

やれやれ、若い連中は気が早いな。良い鋼を鍛えるには、じっくりと熱を入れて叩かねばならん。完成もしていない剣を見せびらかして何になる? 騒ぐんじゃない。
コミュニティリードが明言「計画はない」

情報の出所は、CDPRのグローバルコミュニティリードであるFabian Mario Döhla氏の発言です。 彼はSNS(Bluesky)上で、ファンからの「今度のTGAで何か発表はあるか?」という問いかけに対し、以下のように回答しました。

“No. We’re not planning anything for TGA.” (いいえ。TGAに向けての計画は何もありません。)
これにより、サプライズ発表の可能性は公式に否定された形となります。
なぜ発表が見送られたのか?
多くのファンは、『ウィッチャー3』が発売10周年を迎えるタイミングであることや、シリーズの根強い人気から、何らかのティーザー映像が出るのではないかと期待していました。
しかし、今回の発表見送りには納得できる理由もあります。
✅️ 開発フェーズへの集中
CDPRは先日、本作がプリプロダクションを終え、「本格的な制作段階」に入ったことを報告したばかりです。現在はマーケティングよりも、ゲーム自体の構築にリソースを集中させている段階だと思われます。
✅️ 過去の教訓
『サイバーパンク2077』での早期のハイプ(過度な期待)による教訓から、CDPRは「本当に見せられるもの」ができるまで情報を出し惜しみする慎重な姿勢を取っている可能性があります。

んむ。土台ができていないのに、祭りで踊る準備をしても仕方があるまい。今は工房に籠もって、黙々と槌を振るうべき時ということだ。賢明な判断だな。
まとめ:今は「待つ」時期
残念ながら、シリの新しい冒険を垣間見るのはもう少し先になりそうです。しかし、無理に急いで未完成な情報を出すよりも、開発チームが静かに制作に没頭していることは、長期的には作品のクオリティにとって良い兆候と言えるかもしれません。

焦りは怪我のもとだ。手強い魔物を追う時と同じようにな、じっくりと観察し、機が熟すのを待つんだ。瞑想でもして落ち着いて待っておれ。それがプロのやり方だ。
今年のThe Game Awardsでは『ウィッチャー』の姿はありませんが、他のタイトルの発表を楽しみにしつつ、CDPRからの次なる公式アナウンスを気長に待ちましょう。


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