2024年のGame Awardsで公開された『The Witcher 4』の最新トレーラーは、ファンにとって待望の発表となりました。
このトレーラーでは、本作が新たな冒険の幕開けとなることが示され、リヴィアのゲラルトの物語から大きく変化し、シリがモンスターハンターとしての道を歩み始めることが明らかになりました。
怪物の巣の改善の可能性について
今回は『The Witcher 4』で改善が図られるであろう、かつ改善されるべきアクティビティとして怪物の巣を取り上げてみました。
『The Witcher 3』の怪物の巣の仕組みと課題
前作『The Witcher 3: Wild Hunt』は、オープンワールドRPGとして非常に高い評価を受けたゲームであり、その中でもプレイヤーが行える主要なアクティビティの1つが「怪物の巣の討伐」でした。
各地に点在した怪物の巣

ヴェレンやスケリッジの各地には約30か所の怪物の巣が点在しており、以下のような敵が生息していました。
- グールやアルグール (Ghoul)・(Alghouls)
- ネッカー (Nekker)
- ロットフィーンド (Rotfiend)
- ドラウナー (Drowner)
- ハーピー (Harpy)
- セイレーン (Siren)
- エンドレガ (Endrega)
またDLCではワイバーン (wyvern) や巨大ムカデ (Giant centipedes) の巣も追加されています。
繰り返すうちにマンネリ化も見られた

ゲラルトはこれらのモンスターの群れを倒した後、強化版のボスモンスターと戦うという流れでした。この要素は報酬も良く満足度の高いコンテンツだったものの、ストーリーが進み何度も繰り返すうちに次第に単調に感じられたのも事実です。
巣を破壊する方法もほぼ固定されており、適切なレベルと装備(特に爆弾)があれば簡単に攻略できてしまったのです。
『The Witcher 4』で怪物の巣が進化する!
『The Witcher 4』では、これらの怪物の巣がよりダイナミックで多様なものに進化されるのではないでしょうか。
新たな怪物の巣の累加

新たな怪物の巣が追加されるだけでなく、以前は単独で登場していたモンスターを新たに「巣を持つ存在」として再定義し、より大規模な戦闘やシナリオを作り出せる可能性があります。
例えば、新たに巣を持つモンスターの候補として以下のようなクリーチャーが挙げられます。
- レーシェン (Leshen)
- ブルクサ (Bruxa) / 上級ヴァンパイア (Higher Vampire)
- サキュバス (Succubus) / インキュバス (incubus)
ゲラルトからシリへのスキル伝授の一環としての怪物の巣

また『The Witcher 4』では、ゲラルトがシリの師匠的な役割を果たす可能性があり、彼女がウィッチャーとしてのスキルを磨く過程で怪物の巣の討伐を行うことになるかもしれません。
この設定を活かせば、単なる討伐クエストではなく、モンスターの生態や文化に深く関わる選択肢が生まれる可能性もあります。
知性のあるモンスターと交渉するか、それとも戦うかといったロールプレイ要素が加われば、より没入感のある体験となるのではないでしょうか。
怪物の巣がミニダンジョン的な役割を果たす

さらに、獣性の強いモンスターの場合、怪物の巣が「ミニダンジョン」として機能し、従来よりも戦略的な攻略が求められる形になると考えられます。
例えば、巣の内部がトラップに満ちていたり、地形を活かした戦闘が必要になったりするかもしれません。また、戦闘中にクロスボウなどの武器を活用する場面を増やすことで、戦術の幅が広がることも期待されます。
まとめ

『The Witcher 4』では、怪物の巣の要素を前作よりも深く、戦略的に発展させることが期待されます。
実際のところ、CD Projekt Redがどのようにこのシステムを改良するかはまだ明らかでありませんが、プレイヤーがより没入できるようなダイナミックな改善がなされることでしょう。
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